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  • 京都中小企業家同友会事務局
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例会・イベント情報(終了)

  • 01月
  • 29
  • 2020

南支部1月度例会「中小企業が目指すべき新たな組織の形とは?」

報告者/稲葉洋平さん tempura.tv㈱ 代表取締役

稲葉さんは、一念発起してPR会社を脱サラされ、動画やドローンなどを駆使しインバウンドや企業向け広報メディア・PR事業を営む会社を創業されました。
現在、同友会メンバーを含む多くの仲間と連携し、会社自体は小さな組織でありながらも、複数の企業家と同じ方向を目指して、会社という枠を超えたビジネスを展開しておられます。
昨年には経営指針を成文化され、ワクワクするような新たな事業展開も予定されています。私たち中小企業が目指すべき新たな組織の形とは何か? 次世代の働き方とは何か?ということを私たちに問いかける報告をしていただきます

日 時 2020年1月29日(水)午後6時30分~9時
会 場 京都テルサ
会場住所 京都市南区東九条下殿田町70
電話番号 075-692-3400
参加費 不要(別途懇親会予定、会費要)
参加者まとめ 2020年1月29日・南支部例会

1月29日(水)に,南支部例会「私たち中小企業が目指すべき新たな組織の形とは何か?」を開催しました。報告者は,tempura.tv株式会社の稲葉洋平さんです。

稲葉さんは,動画などを駆使しインバウンドや企業向け広報メディア・PR事業を営んでおられます。多くの仲間と連携して会社という枠を超えたビジネスを展開しています。

稲葉さんには原点となった体験があります。高校生のときのオーストラリア留学のときのことです。憧れの海外留学。でも言葉がわからないという困難にぶち当たります。あるとき地元の少年たちとオーストラリア式フットボールの試合に出場することになりました。ルールもよく分からない。でもやらないと仲間に入れない。やらないという選択肢はありません。どうしたらチームの役に立てるのだろかと思い,ノロノロと走って相手チームの選手の進行を遮るという戦法にでました。するとボールを持った味方がゴールを決めてくれました。試合後,ゴールを決めた選手と監督が,稲葉さんをMVPに推してくれました。「連携」することで自分の力以上の力を発揮してチームに貢献できた瞬間は,稲葉さんにとって忘れられない思い出となったのです。

稲葉さんは,プロフェッショナルと「連携」して自分自身の力以上の力を発揮して仕事をするために独立をされました。tempura.tvではスマートフォンに最適化された動画で外国人向け観光情報を提供しています。そこでは,素敵なサイトを作ってくれるウェブデザイナーがいます。動画を作ってくれるビデオグラファーもいます。グラフィックデザイナーやコピーライターもいます。そうした外部のプロフェッショナルの中心にtempura.tvがいます。

「他社との連携を通じて自社の『強み』を持ち寄り、不足する経営資源を相互に補完すること」(平成17年版中小企業白書)が,今まさに中小企業に求められています。強みを生かした連携をビジネスとして実践されている,貴重な報告となりました。

(竹中芳晴 南支部)