今期活動方針
2026年度(第57期)活動方針
「2030年ビジョン元年 共に創ろう」
基本方針
私たちは、「国民や地域と共に歩む中小企業」をめざして、「自主・民主・連帯の精神」で、「よい会社をつくろう」「すぐれた経営者になろう」とともに、私たちを取りまく「経営環境を改善する」運動体となるという「三つの目的」を理念としています。私たちがすすめていく同友会運動は、「三つの目的」の実現をめざし、「自主・民主・連帯の精神」で会活動をすすめ、「国民や地域と共に歩む中小企業をめざす」という同友会理念を掲げて、社員とも同友会理念を共有し、さらには国民および全人類的視点に立ってすすめる運動です。
同友会運動は時代とともに評価も高まり、期待も日に日に高まっています。その期待に応えていくのは私たち会員一人ひとりです。いかなる経営環境においても経営者の責任を自覚し、人を生かす経営の総合実践により、社員一人ひとりが持つ能力が最大限に発揮される環境を整え、活力に満ちた強靭な企業体質をつくっていきましょう。企業経営の根幹である経営理念の確立をはじめ、「人間尊重の経営」「中小企業における労使関係の見解」の観点での経営指針の成文化と社内での共有、さらには社外への発信をすすめていきましょう。そして地域への影響力をさらに高めるために、地域の多くの経営者にも声を掛け、仲間の輪を広げ、豊かな地域社会の持続的発展に寄与していきましょう。
昨今の中小企業を取り巻く情勢は依然厳しいものといわざるを得ません。そんな時だからこそ会員同士が経営上の悩みや展望を語りあい、お互いの成長を願い、厳しくも温かく支え合う会風を醸成していきましょう。
「中小企業憲章」(2010年6月18日閣議決定)では、その冒頭において「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である。常に時代の先駆けとして積極果敢に挑戦を続け、多くの難局に遭っても、これを乗り越えてきた」と位置付けています。私たちはここに誇りをもち、全会の取り組みで、“地域から必要とされ、なくてはならない地域企業”となり、“幸せに暮らせる地域づくりを実践する経営者集団”をめざし成長していきましょう。
重点方針
経営力強化(企業づくり運動)
~1社も取り残さず、つながりと実践で会員の経営力を高め合おう!~
経営指針書を毎年更新し、指針書経営を確立することで、「人を生かす経営」の総合実践をすすめ、自社の変革に取り組みましょう。
a)第10期「人を生かす経営」実践塾を開講し、塾生100名体制で経営指針の成文化を、サポーター200名体制で経営指針の実践を、それぞれ促進します。これにより、経営指針成文化率60%の堅持と経営指針の定期的更新に取り組みます。
b)企業変革支援プログラムVer.2を全会的に活用し、自社の立ち位置を明確にする。経営労働委員会のみの取り組みに留めず、京都同友会全体の共通課題として企業変革を実践していきます。
c)デジタル化に加えAIを活用することで、業務を効率化し生産性を向上させましょう。
d)後継者問題、事業承継について継続的に取り組みます。
e)より多くの方が参加できる京都オープン、同友会大学を開催します。
f)第26回京都経営研究集会を開催します。
動員や規模を目的とせず、経営の本質に立ち返る学びの場とします。理念と実践を一致させ、自社課題と向き合い、明日からの行動を覚悟して挑む経営者を京都から輩出していきます。さらに京都にて開催予定の2028年青年経営者全国交流会、2030年中小企業問題全国研究集会を見据え、全国に誇れる京都モデルの学びを確立していきます。
g)環境経営の実践、持続可能な社会・経済環境づくり、エネルギーシフトに取り組みます。
h)会員同士がお互いに経営課題を率直に話し合える関係を築きましょう。
労働環境の整備や採用活動について社員と共に取り組み、自主性や創造力を発揮できる企業づくりをすすめましょう。
a)共同求人活動に取り組むなど、働きがいのある魅力ある企業づくりをすすめ、地域からあてにされる企業になりましょう。
b)社員共育活動を実践し、「共に育つ」環境づくりを広げていきましょう。
c)就業規則を定期的に見直し、雇用の維持と拡大をすすめましょう。
d)「事業継続計画(BCP)」策定の取り組みを広めます。
多様性への対応をすすめ、誰もが働きやすい企業づくりに取り組みましょう。
a)企業就労を目指すあらゆる人たちの職場体験実習受け入れを継続しておこない、さらに受け入れ企業数を増やしていきましょう。
b)高齢者・障害のある人々・求職困難者・外国人(留学生)など、地域で暮らす多くの人々の働く意欲と多様な働き方に応える企業づくりの輪をひろげましょう。
地域力強化(地域づくりと経営環境改善運動)
~企業経営を通じてだれもが幸せに暮らせる地域を築こう。 企業づくりと地域づくりを一体化した取り組みをすすめよう~
地域力とは、地域の体力とも言えます。地域力を上げるためには、それぞれステークホルダーがバラバラ
ではなく、会員企業や行政、生活する人々が、手を取り合い、地域を「共に創る」ことが求められます。
自社の強みを活かし地域・社会課題に取り組み、自社の成長と地域の発展を共にすすめます。
a)地域の実情や課題を深く知り、自社の事業がどのような地域課題の解決に役立つかを考えて、地域活性化に取り組みましょう。そして安心・安全な地域社会づくりに寄与していきましょう。
b)地域の歴史・文化などを学び、京都の文化や地域資源を活かした地域づくりに取り組みましょう。
c)経営指針書に地域づくりの観点を盛り込み、具体化を図りましょう。
調査研究活動を企業づくり、同友会づくりに活かすとともに、政策要望や提言活動をすすめていきます。
a)年2回(1~3月期、7~9月期)の景況調査活動に取り組み、回答率60%以上を目指します。また、得られたデータに基づき、政策要望・提言活動に取り組みます。調査結果や「D-コンパス」(景況調査の結果をもとに、「業界別に」、「生データに極力近い形で」、「会員の興味関心に沿うように」を主眼に編集したレポート/2024年1~3月期より開始)を、企業づくり・同友会づくり・地域づくりに積極的に役立てていきましょう。
b)調査研究活動で得られたデータに基づき、政策要望・提言活動に取り組みます。
中小企業憲章、中小企業・地域振興基本条例の学習と推進を図ります。
a)地域経済を支える理念としての「中小企業憲章」の精神を拡げ、各自治体で中小企業・地域振興基本条例の制定に取り組み、これを積極的に活用して地域活性化を進めていきましょう。
b)中小企業の日、中小企業魅力発信月間における研修交流会に取り組みます。
各関係機関(行政・金融・教育機関)や他団体との協働で地域経済の持続的な発展に寄与し、誰もが幸せに暮らせる地域社会づくりをすすめます。
a)行政機関と密な関係性を構築し、政策懇談等に取り組みましょう。各自治体で政策審議に参画することを目指して、中小企業・地域振興基本条例の制定に取り組むと共に、産業振興会議の設置に向けた取り組みを進めましょう。
b)金融機関とは政策委員会を中心に各金融機関本部との連携を密にし、現在の関係をさらに強化します。同友会・金融機関相互の事業参加を促進し、連携の深度を増していきましょう。
c)支部と各地域教育機関との連携を重視して取り組みます。支部は積極的に教育機関へアプローチし中小企業の魅力を発信します。また、取り組みを通じてだれもが働きやすい企業づくりをすすめます。
地域経済ビジョン【京都版】改訂をすすめます
2018年以来、8年にわたって、積み重ねられてきた様々な成果を整理し、新たなステージに向けた指針づくりに取り組みます。
組織力強化(仲間づくりと組織づくり)
~地域課題と向き合い、 地域に必要とされる経営者と企業を増やそう~
同友会で学び実践する企業が増えるということは、地域に良い企業が増えるということです。地域を支え
る人が育ち、国民生活が豊かになるとともに幸せに暮らせる地域社会を創造していく運動が広がります。
2030年ビジョンで掲げた目標を見据え、本年度は100名の純増を実現します
a)中小企業経営者が抱える課題や関心事に真摯に向き合い、課題解決策が見つかる同友会として新たな会員を迎え入れていきます。
b)青年経営者・女性経営者のそれぞれが抱える課題や関心ごとに対応して組織率を高めます。青年部会では「京都が誇るリーダー」の輩出をビジョンとして、京都経済と同友会を担う人材となるため、同友会活動と社業の不離一体の実践をすすめます。女性部会では部会員や部会員に関わる一人一人の想いを尊重し、信頼と絆を育み共に学び成長しながら仲間を増やしたくなる女性部会を目指していきます。
c)同友会と経営を学ぶ仕組みづくりをすすめ、オリエンテーション(ウェルカム同友会)の充実をはかります。新会員・入会候補者が参加しやすい企画、早い段階での報告機会づくりに取り組みます。
d)支部、地域会、委員会、部会の各部門間の連携による会員拡大をさらに強化します。
e)ホームページをより使いやすく見やすくなるように改善し、活用を継続します。会員外の方に向けたコンテンツの拡充をすすめ、WEB 広告との連動をはかりつつ、ゲストの会への参加に寄与していきます。
f)公式Xアカウント、公式Facebookアカウント、公式Instagramアカウントの活用から、認知度アップをはかります。
g)マスメディアとの連携を構築し、会外への周知や会員拡大のために外部発信力を強化していきます。
同友会で学び人を大切にする仲間を増やし、企業と地域と組織の維持・発展をはかります
a)支部活性の源流となる幹事会の出席率を高め、同友会運動の担い手として支部会員の行事参加率(C数値)や活動実態にも着目し、支部の活性化に取り組みます。
b)支部例会・支部内の小グループ活動の充実で顔と企業が見える関係づくりをすすめ、知り合い・学び合い・援け合う活動の展開(何でも相談できる会づくり、支部づくり)をすすめていきます。
c)組織同士の連携で内容の重複を避け、幅広い経営課題に対応した事業を設営します。支部・地域会を問わず、事業の魅力を伝える仕組みづくりに取り組み、誰もが参加しやすい環境づくりをすすめます。
d)ホームページをより更新性の高いものへと改善し、会内への情報発信に貢献します。
e)専門委員会・運営委員会が各地域会・支部と連携し、情報提供、情報共有を行い、参考事例となる会員企業の経営報告・地域事業報告の発信などから、同友会の情報発信力を高め、会内外の情報伝達や仲間づくりの輪を広げます。
同友会運動への理解を深め、役員づくりを進めることで組織強化をはかります
a)支部長は支部運営に責任を持ち、副支部長と協力して支部活性化に取り組みます。
b)支部幹事は企業づくりと同友会づくりの実践者として不離一体経営をすすめ、各種研修会にも積極的に参加し、各役員会の充実を図ります。
c)全国事業への積極的な参加で各地同友会でのすすんだ事例から学び、企業経営と同友会活動のさらなる発展に取り組みます。
d)役員・組織づくりに取り組みます。また、必要に応じて役員研修体系を見直します。


