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京の元気企業

㈱山岡商店 (柿元 實さん・西京支部)

430年、日本の祭事文化を支え続けて

今月の元気企業・260号 (1)

西京支部  柿元 實さん

   ㈱山岡商店  代表取締役  

 

所在地  京都市中京区間之町通丸太町下ル大津町661-1  
TEL  TEL:075-231-0393/075-231-0587
 事業内容   御冠、御烏帽子、神祭具仕立て、製造  
創業  1583年
設立  1987年

 今月の元気企業・260号 (4)今月の元気企業・260号 (2)

 

Q1 御社の事業内容についてお聞かせください。

祭事に使う烏帽子や冠などの被り物を製造しています。その他にも能楽などの芸能関係の衣装に使う小道具なども製造しています。またそれらの修復や復元なども行っており、最近では琉球王朝の玉冠の復元を手がけたりしています。

Q2 御社の強みや売りはなんですか?

やはり歴史でしょうか。当社は創業して430年になります。その歴史の中で培ってきたお客様、取引先様、外注先様との信頼関係につきると思います。当社はきわめてニッチな業種ですので、作り続けることが伝統を伝えることだと思っています。

Q3 これからの展望や夢はなんですか?

まだまだ具体化はできていませんが、私がずっと夢に描いていることは、烏帽子や冠の資料館を作ることです。いろいろな方に烏帽子や冠を身近に見ていただき、その歴史や文化を感じていただけたらと思っています。

Q4 最後に一言お願いします。

昨年は伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮がありました。私どもにとっても希少な経験を得ることのできる機会でした。当社の理念「冠整美」を忘れることなく、日本の美しき祭り文化、伝承服飾文化の今を支え技術、知識、感性を学びあい次世代に継ぐことで社会貢献できたらと思っています。

今月の元気企業・260号 (3)

取材者のコメント

柿元さんは山岡商店の17代目になります。430年の永きにわたり、祭事文化を支えてきておられます。2013年11月には「京の名工」(京都府伝統産業優秀技術者)として表彰されました。
烏帽子、冠を専門につくっておられる「烏帽子屋」は、現在、日本でたったの二軒しかないそうです。ということは山岡商店がなくなれば、日本の祭事が継承できなくなるのでは・・・柿元さんの肩には重責がずっしりと。ですがご本人にはそういった気負いはなく、この仕事をとても楽しんでおられる様が見受けられました。作業場で様々な烏帽子を説明してくださる気さくな笑顔が印象的でした。
先代に師事した時からごく自然に将来は自分が山岡商店を担うのだと思っておられたそうで、今ではすでにご子息が後継者として共に仕事をされています。これからも伝統文化を支え続ける企業として頑張って下さい。                         (広報委員会/北村卓也・糸原和明)

<同友京都260号(2014年1月発行)より転載>